第二ビル読書会

The Audible Past: Cultural Origins of Sound Reproduction

The Audible Past: Cultural Origins of Sound Reproduction

 第1章を最後まで読み終える。鼓膜的モデルが口モデルを駆逐していく流れについて。フェーバー的とかミュラー的とか解釈のための造語が錯綜。後日補足します。


 『高学歴ワーキングプア』はその売り上げた数字が文科省の偉い人に届くこと自体が目的である、という結論。登場人物の誰一人「研究が大好き」という身振りすらしないのはいっそ清々しいのかもしれない。


 あと本当に優秀なごく一部の人は就職難とか採用激減とか生活不安とかそういった(要は院生を取り巻く現実的な)問題を知らない、という話が一番痛かった。余計なことを考えずに没頭している人には道が開けている、かどうか謎ではあるのだけれども。