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女性の品格 (PHP新書)

　とつぜん、いただいたもの。ぼんやりと読み終わりました。贈り主の感想にほぼ同意。私の場合、初め感心し、次に笑い、最後にいらいら、という順序でしたが。読んで理解できる人は、もともと読む必要のない人だと思う。そこで行間に滲み出ている差別意識*1に苛立ちを覚えるか、それとも自分の主張を後押ししてくれるものとして評価するかで違いが表れそうではある。どちらにしても、読んで自分を変えようとする人というのはほとんどいないんじゃないだろうか。

　特に人間関係の項。波風立てない人付き合いで満足できるのは、ある意味うらやましい。腹を立てても数ヶ月で忘れられるような方に、怒りを面に出すな、と言われましても。10年たっても忘れられないから恨み言を言うのですよ。まぁ、この本によれば個人的な否定は口にすべきではないらしいので、このくらいで。

　あ、でもお礼状や贈り物については最近怠け気味だったので思い直しました。しかし問題は、濫用によって、品格という言葉自体の品性がどんどん失われている気がすること。

*1:どちらかというと西欧中心主義とか階級差別とかそっち