インターアジア・ポピュラー音楽研究国際会議2008大阪

 PCのトラブルや予備調査の対応が立て込んで昼からになってしまい、天王寺の駅ですれ違った女の子たちの、今日40℃あるらしいよー?という声にげんなりしつつ、涼しくてきれいなキャンパスで少しだけ聞いてきた。


 非常にat homeな雰囲気で、自分にとっては英語リスニング力の欠落を痛感して自戒する場でもありつつ、日本の先生方を含めいろいろな方にお会いできた。お知らせをくださったsmasuda先生、ありがとうございました。本当にお疲れ様でした。


 そういえば修士のころから、自分の属するどの領域の集まりに行っても見かける先輩が一人だけいる。大学時代から顔見知りではあったのだが、再会したのはとある奨学金の採用説明会で、そこで初めて名前を知った。その後ずっと、年に1,2回顔を合わせては(主に自分の)近況を報告し、専門が決められずにいることなども話していた。たいていの人とそうやって学会で会うのは普通のことなのかもしれないけれど、自分にとっては専攻変えした先でも、遠方に移っても、いつも現れる人というのは彼女しかおらず、今回は具体的なアドバイスもいただくことができた。


 でもそれはひとつの形で、かつて関わりのあった人から今もいろいろな形でサポートを受けていることは非常に多い。こちらが一方的に知っている人に声をかけるとき、誰かの名前を出すことで話がスムーズに進むこともとても多い。ステイタスが変わってもずっと一緒に歩んできた人は一人もいないけれど、日常的に連絡を取ることはあってもなくても、自分はたくさんの先輩たちに支えられている、と思った。


 見合うものを生み出して何かの形で貢献することと、同じように誰かのためのパイプ役になることが、たぶん表せる感謝の形なんだろう。とりあえず、メールを溜めないように気をつけようと思い直す。