疲労

三月から在宅勤務を続けてきた配偶者が、四月の登園自粛期間に育児を頑張り過ぎたのか五月に体調を崩してしまった。一進一退しながら調子の悪い時は家事も育児も私が回し、しかし彼は仕事だけは普通に進めて、現在に至る。大人二人の24時間分の家事と、6月以降は保育園があるものの二児の送迎と朝夕の世話を一手に引き受けている私は授業準備で精一杯で原稿に着手すらできず、本人も辛いのはわかっているのに何度か爆発した。

 

これまで、不在時を除けばパートナーの体調不良は長くても10日、それ以外は家事育児をほぼ平等に負担して何年も生活してきたので、未だにワンオペに慣れない。次子はまだ抱っこが必要で私も手や腰が痛く、家事はやってもやっても終わらないし、うっかり頼んだ小さい作業は完遂されていなくてストレスが溜まる。辛いのは本人なのであまり当たるわけにもいかず、しかし私がエンドレス先延ばししている「仕事」だけは目の前で平然と進行されると、とても苦しい(私が先方の仕事を優先しているわけではなく、起き上がれなくてもできる職種なので寝たままやっている)。

 

疫病は引き金ではあっても最早何も関係なく、とにかく私は家事か締め切りのせめてどちらかから解放されたい、と思うまでになってしまった。終わりの見えない体調不良(しかも自分の身体ではない)はやはり辛い。