■

鉄道ファン生態学 (マイロネBOOKS)

筆者自身が鉄道ファン。

　インタヴュー、下調べ等にかなり時間をかけている本。
　ちなみに、公立図書館になかなか返さなくて怒られました。次の予約にせっつかれていると。
Chap.7 　マルチメディア党―録音派/動画派
Chap.10　資料考察党―資料・データベース派
　録り専門の記述はこれらの部分。「上手に録音された音は、目さえつぶってしまえば自分のイマジネーションでいくらでも風景を広げることができます」128-129ページ。
　ちなみにChap.13は「女性党」。鵜飼正樹の「鉄道マニアの考現学」（1999『男性論:共同研究』京都：人文書院　所収）では、女性がいないのはなぜか？というテーマが提出されていたが、ここでは女性マニアも紹介。しかも筆者は女装の男性。写真は違和感なく女性だが。

　（……三冊揃ってジェンダーっぽい感想になってしまったのはなぜか。潜在的な自分の関心か。専門ではないのであまり嬉しくない……）