不在報告

 ようやく朝晩はだいぶ涼しくなってきましたが、相変わらず昼間は30度を越える日々です。そのため屋内は寒くて、うっかり羽織り物を忘れると凍えるはめになります。


 日本は涼しそうで羨ましい限りですが、明日からおそらくもっと暑い街に行くことになります。今度は地域外でも使える携帯SIMカードを購入したので連絡が取れるようになりました。ウェブを見ながら転送設定して、SkypeOutで鳴らしてみたら繋がったので、メール署名でばら撒いている番号で大丈夫なようです。便利な世の中です。


 で、これまで剥き出しで使っていたNOKIA携帯ですが、周囲がみんな袋に入れて大事に使っているのをみて反省し、携帯ケースがおまけについた雑誌を買ってみました。まだ読んでませんが、こんなの。基本、日本の女性誌は山のように積まれて売られており(数割増しの値段で)、昨今の豪華な付録もたまにバラ売りされていたりするのですが。これは香港版のよう。


 (日本の)女性誌の付録が異様に豪華になったのは最近で、それは少女漫画を付録で買っていた世代が女性誌を買うくらいの大人になったから、という説をどこかで読みましたが。信憑性はともかく、個人的には結構同意できます。付録世代ですから。

 ちなみに以前は海外(でなくても)旅行中なんて、ほとんど誰とも連絡を取ろうとしたりしなかったし、取れなくても諦めていたものですが、これほど情報網が発達した場所にいると、「万一のときに連絡が取れなかったことで後悔すること」が妙に怖くなってきます。00年代前半を携帯なしですごした人間がここまで変わるものか、と自分でも思いますが。


 それはもしかしたら、どうでもいい案件でしょっちゅう携帯に電話をかけ、とても気軽に国際電話をかけ、友達が海外に行ったら必ずインスタントメッセンジャーで連絡を取る、という香港の人々の「関係」のとり方を間近にみるうちに感化されたのかもしれません。前回大陸から戻ったときも、越境してすぐに大の大人を含む全員がいっせいに家族に連絡を取り始めて、ちょっとびっくりしました。日本で旅行から帰っても、帰宅して落ち着いてからメール一本入れるか入れないかでしたよ。


 あとはあれですね。この数年で、「連絡を取る必要があるほどの万一」という局面を傍目になんどか見たせいかと。


 ということで、またも大陸に行ってきます。今度はバスでなく、航空機です。初めて乗るエアラインですが、国内線なのに機内食があるっぽいのに驚きました。15日に香港に戻ります。