海と島と

 研究会の出張のお手伝いで奄美大島に行ってきました。博物館収蔵の映像を、被写体である島の人々に見ていただき、意見を交換する会。テープ起こし&報告書が私の仕事なので、仕事はこれから。


 島の広さ、風の強さ、空と海の色に感銘を受けつつ、現地の人たち(と)の「対話/会話」のいろいろな面を見せていただきつつ、自分の関心がなぜ都市に向かうのかということに気づきつつ、たくさんの人と会っていろいろな話を聞いてきました。


 ……学生の研究態度に対するツッコミなども降ってくるので、話せば話すほど自分へのハードルが上がり、それでも浮かび上がる問いを確実にしていくためにどういう努力が足りないか、輪郭が見えてきた気がしました。抵抗することは簡単で、納得させられるものを提示して、認められた上で乗り越えていかないと、意味はないんだと。


 自分が直接関わる問いのほかにも、国内での言葉の問題や格差の問題など、たくさんの課題を垣間見た3日間でもありました。