買い物

 書籍販売コーナーで迷った末、軽い冊子を購入。

感性の歴史学―社会史の方法と未来 (神奈川大学評論ブックレット)

感性の歴史学―社会史の方法と未来 (神奈川大学評論ブックレット)

 これは2000年の本だが、加えて「季刊自然と文化」の1986年秋季号「音霊」と1987年夏季号「都市の路地空間」を買った。こういうものを見つけるたびに、生まれてくるのが遅かったんじゃないかという不安に苛まれる。たぶん音の問題や耳の問題への関心が高まって一番お金が動いていたのはバブル期だろう。せめて当時中学生くらいになっていたら、なんとなくその雰囲気などの記憶もあると思うのだが、私は小学校入学前だ。先日の座談会で先生方の話を聞いていても、こういう問題は掘り出し始めのほうが絶対に楽しいだろうと思う。だからこそ今でも同じ話ばかりになってしまうわけで。
 そこをなんとか打開できれば次の道が待っているんだろうけれど、80〜90年代に小難しいことを考えてこなかったというハンデは、後々響いてくるように思えてならない。